2017-03-06 10:42 | カテゴリ:進化したRC

どれくらいの方が、模型のエンジン(RCヘリコプターに搭載)にご興味があるかわかりませんが、忘備録としてまとめました。


今回調整するのは、このエンジン。

OS(小川精機)37SZ-HRingです。


(写真)
OS37H
1_OS37H.jpg


以前に、ヒロボーシャトル2+に搭載していましたが、経年変化で、ベアリングにゴリゴリ感がでて、交換を検討していました。
エンジンの軸受けに前後2個のベアリングが組み込まれています。
それを交換するには、キャブレターを除いてエンジンをほぼ全部分解しなければなりません。

では、順番に、分解していきます。
まずは、エンジンのバックプレート、キャブレターブロック、シリンダーヘッドを六角レンチを用いて、取り外します。


(写真)
BackPlate1
2_BackPlate1.jpg





ボルトの穴がなめないようにしっかり奥まで差し込んで、抑えつつ、緩めます。
バックプレートには上下がありますので、切り込みのある方を上と覚えておいてください。

(写真)
BackPlate2
3_BackPlate2.jpg


シリンダーヘッドは、薄いドーナツ状のシーリング板が挟まれていますので、これを曲げないように注意です。
シリンダーヘッドには前後はありませんが、マジックなどで、とりあえず前後の印をつけておきます。


(写真)
シリンダーヘッド1
4_シリンダーヘッド1

シリンダーヘッド2
5_シリンダーヘッド2



キャブレターは、プラスドライバーで外します。
非常に細いOリングがシール材として挟まっていますので、切らないように注意します。

(写真)
キャブレター
6_キャブレター


次に、ピストンと、インナースリーブを外します。
ピストンを最下点まで下げて、排気ポートから、柔らかいタイラップの先端をピストンに差し込んで、クランクをゆっくり回転させると、インナースリーブがピストンに押し上げられて、エンジンシリンダー上部から少し(3-4mm)顔を出します。
そうしたらそれを指でつまんで、インナースリーブを上方へ引き抜きます。

(写真)
ピストン最下点
6_ピストン最下点

タイラップ
7_タイラップ

スリーブUP
8_スリーブUP

スリーブUP2
9_スリーブUP2


これで、ピストンがかなり自由に動くようになりました。

再度、ピストンを最下点 最上点まで下げて、バックプレートから指を入れて、ピストンの下のクランクロッドを、メイン・クランクシャフトから抜きます。
一度に力を入れて取るのではなく、ゆっくり、少しづつ指先でひっかき出す感じでコリコリすると、コンとはずれます。



ピストン外し
11_ピストン外し


これで、ピストンとクランクシャフトが外れます。
中をのぞくとベアリングが見えます。
結構汚れています。

(写真)
クランクケース
12_クランクケース


次にこのベアリングを外します。
これが一番の難関です。というのも、ちょっと叩いたくらいでは外れません。
クランクケースを加熱して、膨張させて、ベアリングを取り出さねばなりません。
熱でかしめてあるのです。

まず火を扱いますから、火事や火傷に注意してください。
ホームセンターなどで売っている、作業用の皮手袋(私はカインズで300円ほどで購入しました)などを用意してください。

まず、コンロ(小口)で、図の後ろ側の矢印部分の周囲を20-30秒かけて、均一に加熱します。

(写真)
コンロ加熱
13_コンロ加熱


加熱したら、すぐ、不要な板などの上で、後部をたたくとコロンと外れます。

(写真9)
後ろベアリング
14_後ろベアリング



この後、すぐに次のベアリングの作業にかかりたいところですが、熱が全体に回るとベアリングまで加熱され、外しにくいので、クランクケースが冷めるまで休憩してください。(笑)

十分に冷めたら、前部のベアリングを同様に加熱して、取り出します。

(写真)
前ベアリング
15_前ベアリング


前ベアリング2
16_前ベアリング2



前ベアリングがが外しにくいときは、後ろからこんな工具部品でコンと叩いたらとれます。


(写真)
ベアリング1
17_ベアリング1

ベアリング2
18_ベアリング2


ベアリングを取り外した後は、結構汚れていましたので、綺麗に掃除しておきました。


(写真)
ベアリングあと
19_ベアリングあと


これで、すべてのパーツが無事に取り外せました。

(写真)
部品展開
20_部品展開


ベアリングは錆が来ているようなので、模型店にパーツを注文しました。
パーツが来たら、組み立てになります。


次回に続きます。




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