2016-12-11 22:18 | カテゴリ:PIC応用回路
前回のテストのあと、少しずつ実験を進めていました。

前回の実験の結果、


1、コイル用電圧は、高く。
2、送信コイル線は、太く。
3、送信巻き線は少なく。
4、送信コイル周波数は、高く。


とすれば、良い結果が得られそうでしたので、太めのエナメル線を8回巻きにして送受信のコイルを製作しました。

(コイルの写真)
C3_01.jpg


端子を取り出してリード線を半田付けし、使い勝手を良くしました。
また、コイル部分は、、市販製品の様に、水平に一重で巻き上げるのは難しかったので、8重巻の筒状としました。
変形を抑えるため、コイルのエナメル線は、瞬間接着剤で固定したうえで、まわりをタミヤの「プラペーパー」を7mm幅に切って、それを巻きつけて、プラ用接着剤で固定してみました。
で、通電して、波形を観察してみます。

あれー??

(波形写真)
C3_03.jpg


通常のパルス波形(オーバーシュート付き)とは程遠い、変なパルスが観測されています。
よく見ると、一つのパルスが出た後、指定された周期で次のパルスが出ていないみたいです。
先日の実験の結果では、これくらいの巻き線の太さと巻き数でよいはずです。
巻き数は、テスト時より少し減らしています。

そこでテスト時のコイルをつないでみると、ちゃんとパルスが出ています。
訳が分かりません。

考えるに、5Vの電源(2AくらいOKの物ですが)の容量が不足して、ドライブしきれていないのかと思い、7.2Vのニッカドをつないでみましたが、変化ありません。
ひょっとしたら、ドライブ用のIC基盤のパワー不足かもしれません。

(ドライブ回路)
C3_02.jpg


この基盤は、3Aくらい流せるようですが、直ちに交換できませんので、ドライブする周波数をUPして見かけ上のコイルの抵抗(インダクタンス)を上げて流れる電流を下げるようにしてみました。
そうしたら、ちゃんとパルスが出ました。

(成功したパルスの写真)
C3_04.jpg

どちらも、同じタイムスケールで撮影しています。
C3_05.jpg


高周波のコイルの挙動は、なかなか一筋縄ではいきません。
実際のコイルの高周波駆動の波形は、単純なパルス波形ではなく、オーバーシュートを含んでいます。
それをパルスの周波数変調をかけて、デジタル信号のエンコードをし、電源と共に、PICの操作信号を送ろうとする試みは、なかなか前途多難です。
まずは、この辺りまでの実験で、とりあえず、第一段階は良しとします。



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